【E判定から1年で合格】東京大学文科一類に合格!大野さん編

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みなさんこんにちは。
武田塾 教務部の高田です。
今回も、志望校に合格を掴み取った武田塾の生徒さんを紹介する合格者カレンダーになります。

今回の生徒さんは、武田塾 国立校に通いながら東京大学 文科一類に合格を遂げた生徒さんの大野さんになります。

3月10日に行われた結果発表で合格を知ったときは「これでずっと頑張ってきた受験から解放されると思うと凄い嬉しかった!!」と1年間の努力が報われることにほっとし、肩の荷が下りたそうです。

それでは早速、国立高校に通いながら現役で東京大学に合格を決めた大野さんの合格エピソードを一緒に見ていきましょう!

大野さんが合格を決めた東京大学 文科一類

大野さんが合格をした東京大学は徳川幕府の江戸時代からの歴史を持つ非常に歴史の深い大学で、70.0〜72.5もの高い偏差値を誇る国立大学となっており、メインキャンパスは東京都文京区に構えています。
東京大学 偏差値|パスナビ

東京大学は徳川幕府の時に学問所として使われていた昌平黌が起源と言われています。安政2年に設立された洋学所がのちに「東京開成学校」になり、安政5年に創立された種痘所は「東京医学校」になり、さらにこの2つの学校が明治10年に統合されてできた学校が、東京大学。

明治10年に東京大学が発祥した当時は、法学部・経済学部・文学部・理学部・工学部・農学部・医学部の7学部で構成されていましたが、昭和24年の学制改革で第一高等学校・東京高等学校・東京帝国大学附属医学専門部を東京大学に合併したことをきっかけに、教養学部・教育学部が新たに加わり、法学部・経済学部・文学部・理学部・工学部・農学部・医学部・教養学部・教育学部の前9学部と大学院を持つ東京大学として新しく生まれ変わりました。

また、昭和33年には医学部薬学科が分離独立して薬学部になるなど、この時に現在の東京大学の10学部制が完成したと言われています。

今回合格したのは、“法と政治を中心にして社会科学全般の基礎を学び、関連する人文科学と自然科学の諸分野にわたって理解を深め、人間と社会について広い見識を養う。”文科一類となっており、東京大学は入学すると前期課程の2年間は全員教養学部に所属するのですが、そのうち初めの1年間は文科一類・文科二類・文科三類・理科一類・理科二類・理科三類6つの類に分けれる必要があります。
入学者選抜方法等の概要|東京大学

今回大野さんが進学をする文科一類は主に、法学部の勉強をする類になります。

高校は国立高校に通っていた大野さん

大野さんの通っていた高校は東京都立 国立高校で効率では上位の進学校となっており偏差値は73とかなりレベルの高い高等学校として知られており、毎年当きゅお大学への合格者を複数名輩出してはいますが、東京大学に有利というわけでは一切ありません。
東京都立 国立高校 偏差値

今年は、現役で8名、浪人で2名の計10名の生徒さんが東京大学に合格をしています。
進学校で上位10に入らないと東京大学への合格は難しいとも言えますね。

大野さんは受験勉強を始めた頃、高校2年生の時に数学で伸び悩んでしまい、文理合同クラスで行われた数学のテストでは平均点ギリギリを取ってしまいます。高校3年生で文系クラスになったものの変わらず平均点ギリギリという成績で到底10位にはほど遠い順位だったため、周りから当時の大野さんでは東京大学合格は難しいと思われていたそうです。

国立高校の生徒さんが青春をかけて行う文化祭は日本一。

国立高校の文化祭「国高祭」は日本一と称されるほどのクオリティーで来場者数1万人以上を誇っているほどの伝統のある行事の1つで、1,2年生はミニゲームやお化け屋敷などの展示系を、3年生は演劇を行うのが習慣になっていて、受験勉強で忙しい3年生は参加しないという風習は一切ないのも特徴的ですよね。

国立高校はクラス替えが3年間ないのも特徴の1つで、文化祭の前年度から次の文化祭の準備が始まり、文化祭が終わると来年の文化祭の準備として役職決めや展示内容の案出しが始まり、夏休みまでずっと文化祭の計画を立てていきます。

多くの高校は高校3年生は文化祭に不参加であったり、参加したとしてもあまり時間が取られないようにするものですが、国立高校は違います。高校3年生が1番文化祭に向けてやることが多いんです。

披露する演劇を決めるところから始まり、照明や音響・演出までも自分たちで考えて演劇をゼロから作り上げ、勉強の合間を練って稽古もしなくてはいけません。備品や装飾なども全部自分たちで考え、作り、設置しなくてはいけないためかなりの時間を文化祭の準備に使う必要があります。
超ハイクオリティな文化祭はどのように創られるのかー国立高校に聞いてみた

体操部での活動と勉強を両立

大野さんは学生時代体操部に所属しており、週に5日も練習があったため、17時までは部活動をし、部活動が終わると直ぐに武田塾に行き勉強をするという生活を続けました。ここで大野さんの面白エピソードなのですが、大野さんは比較的朝が得意な方だったため高校1年生・2年生の武田塾に入塾する前までは20時までに就寝し、朝の3時半に起きるという生活を送っていたそうです…..!

ここでは、高校2年生の時に受けた東大同日模試の結果を見ていきましょう。

・英語 偏差値41
・国語 偏差値47
・数学 偏差値55
・世界史 偏差値37
・地理 偏差値44
・文系科目合計 偏差値41
・東京大学 合格判定 E判定

以上のような結果で東京大学入試1年前の模試でこの大野さんの様な結果・偏差値で1年後に東京大学に合格した人はいないです……。
この結果を見た大野さんはやばいと思いつつも頑張るしかないとポジティブに考えました!
ここから本気で努力をして1年後には東京大学合格を掴み取るのです!

武田塾では数学を受講

高校2年生の10月に入塾してから武田塾では、数学を受講していた大野さん、高校3年生の最後のテストでは講座の中で1位を取るまで成長を遂げたのです!さらに、東京大学の入試の過去問に関してはミスが無ければ合格者レベルである4問中2問を確実に解けるほど。

最初に勉強した参考書は、
「4STEP数学Ⅰ+A」
「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」
の2冊。

教科書準拠の問題の演習をたくさんすることができる基礎~入試レベルの数学問題集「4STEP数学Ⅰ+A」に加えて「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」にも挑戦したのです。

MARCH・早慶やそれ以上のレベルと言われており、入試に必要なほとんどの解法パターンの問題が掲載されている難書の「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」に関しては通常1番最初から取り組むことはめったにないのですが、大野さんの場合は「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」を使いこなすことができる!という自信があったため、選択しました。

「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」は1周は勉強を進め、苦手な序盤の整数・確率・数列や二次関数の解の配置などで苦戦したため、それらの分野を追加で1周振り返ります。

工夫して「チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A 新課程」に取り組んだ大野さん。数学の自信はあったものの、攻略端切れなかったといいます。

次に取り掛かった参考書は国立私大以上の2次対策を行う受験生におすすめな少し難易度が高めの数学問題集「1対1対応の演習シリーズ」に入ります。「1対1対応の演習シリーズ」は、解説が記載されており、方針もわかりやすいため、「1対1対応の演習シリーズ」を活用して理解を深めていきます。

とはいえ、「1対1対応の演習シリーズ」は国公立を受験する生徒さんの2次試験対策向けの問題集となっているため難易度は高く、数学に自信のあった大野さんでもなかなか順調に進むことができず、最大のハードルだったと言います。

そこで大野さんは、考え方を暗記するのではなく、1問に1時間かけて丁寧に解くことで理解を深めていきました。

典型的な問題をストックしていくことで苦手な問題でも対応をすることができるようになり、問題を見ただけで直ぐに解き方が思いつくようになるところまで実力を伸ばすことに成功しました。

数学以外の科目の伸ばし方も紹介

数学の伸ばし方は十分わかりましたが、ほかの科目はどのようにして伸ばしていったのでしょうか?

まずは英語。
英語は英文法を完璧に理解するため、エイダ区分のテキストに掲載されている短文をひたすら書いて暗記しました。単語の暗記にはかなり苦労した大野さん。英単語の暗記で使用した参考書は例文の中で英単語を覚えたい、英語が得意な受験生向けの単語帳「DUO3.0」、そして国公立、東大レベルの高度な英単語が州力された英単語集「鉄緑会 東大英単語熟語」を活用します。

かなり難しい単語帳を使用したのですが、「DUO3.0」に関しては音声CDが付いているためお風呂に入りながら聞いて勉強をすることでしっかりと英作文に英単語を活かすことができたそうです。

特に苦手だった社会は、説明が周夫際に書いてある社会の教科書を使用して社会の全体の流れを覚え、単語の暗記が苦手な大野さんは説明と一緒に文章で覚えてしまおう!という作戦で音読を何度もして暗記したと言います。

問題が出題されるたびに教科書を音読したという大野さんは、なんと5∼6回以上も教科書の音読をし、不安な時代や国の知識を何度も何度も確認しながら理解を深めていきました。

1年間の努力が実りE判定から東京大学に無事合格|まとめ

共通テストでは900点中794点。
二次試験の問題は全体的に溶けて手応えもあったのですが、解けない科目も中にはありましたがくじけずに取り掛かったことで無事に合格を掴み取ることができました。

1年前の模試では偏差値も40台で東京大学はE判定だった大野さんですが1年間をかけて本気で勉強と向き合い、自分なりの勉強法を確立したことで1年後、無事に志望校であった東京大学に合格をすることに成功したのです!

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  • 1.大学の偏差値・入試科目を知ろう!
  • 2.大学別の傾向と対策を知ろう!
  • 3.教科ごとの勉強法を知ろう!
  • 4.各教科、どんな参考書を
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  • 5.参考書ごとの使い方を知ろう!